児童養護施設や乳児院などに併設されていることが多く、これは、入所施設が持つ専門的な知識や技術を、地域で暮らす家庭への支援に活かすことを目的としています。
主な役割・機能
「子育てがしんどい」「こどもの発達が心配」「虐待かもしれない」など、こどもに関する様々な相談に対応します。具体的には、以下のような役割を担っています。
・専門的な相談支援: こどもや家庭からの様々な相談に応じ、カウンセリングや具体的なアドバイスを行います。
・市町村との連携: 地域の市役所や町村役場からの求めに応じ、専門的な立場から助言などのサポートをします。
・児童相談所との連携: 児童相談所と連携し、施設入所には至らないものの支援が必要な家庭への訪問(アウトリーチ)など、継続的なサポートを行います。
・里親家庭への支援: 里親やファミリーホームを支えるための専門的な相談援助を行います。
・地域ネットワークの中核: 学校、保育園、民生委員、医療機関など、こどもに関わる様々な機関をつなぐ、連絡調整役を担います。
このほか、こどもを一時的に預かるショートステイ事業や、保護者自身の回復を支えるためのカウンセリングなども行っています。児童相談所よりもさらに身近な立場で、地域の子育てを支える重要な拠点です。