らるご通信より～入居者の仕事への意識～

自立援助ホームには何らかの事情で、親と暮らせない中学卒業後から20歳までの若者がやってきます。そのため自立を目指して、仕事をする子達がほとんどです。ですがやはりまだ十代の子達には辛い道のり。仕事が続かない子、そもそも働き始められない子もいます。一般的には学校に行くなどして、フルタイムで働いていない年代なので、無理もありません。
　ですがそんな中にもスタッフもびっくりするような仕事への意識を持っている子達もいます。
A「眠いー、めんどくさいー、足痛いー、仕事行きたくないー。」
㋜「わかる、わかる！仕事は行きたくないよねー。」
A「…まぁ、行くんですけどね。仕事なんで！行ってきます！」
いやぁ素晴らしい！大人でも仕事に行きたくないと思うのに、十代から仕事への責任感があるなんて、すごいですよね！また別の子は、
㋜「いつも早めに出勤してえらいね！」
B「午前中の仕事が終わらないので、早めに出勤して、仕事を始めているんです。」
いつも早く出勤してえらいなとは思っていましたが、まさか仕事のために早めに出勤して、仕事を始めているとは思いもしませんでした。本当に尊敬しますね。
他にも朝早くから出勤して、週６で働き、お金を稼ぎたいので、休みは少ない方がいいですと言う子やスタッフの給与よりも稼ぐ子、貯金で100万円以上貯めて、自立していく子。最初に話した通り、みんながみんな、がっつり働いているわけではありませんが、若いうちからお金を稼いでいる姿は本当にすごいなと感心してしまいます。
スタッフとしては、できることは多くはありませんが、ご飯作りや相談、自立に向けて一緒に考えるなど、少しでも力になればいいなと願っています。
また話を聞いていると、職場や人に恵まれているなと感じることも多いです。若いのもあって、上の人達から可愛がってもらえることも多く、そのおかげで仕事を続けられている部分もあるようです。そんな風に学歴や年齢など気にせず、若い子を育てて頂けるのはありがたいですね！

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