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餃子作りに挑戦

施設内行事

児童養護施設

2024/11/09 13:08
餃子作りに挑戦
こんにちは。

暖かい日が続いていましたが、最近は冬物を準備する間も、心の準備をする間もなく突然冷え込んできました。
季節の移ろいは自然の変化だけでなく、子ども達の新作お洋服を見て「あっ、もう冬か」と季節を感じることもあり、職員ならではだなぁと毎年シミジミ思います。

既に冬の様相ですが、今回は食欲の秋の報告です。

子どもが大好きなメニューは「からあげ」「カレー」「ラーメン」など、遺伝子レベルで刻み込まれたレシピが令和の世においても不動です。
夕食が「からあげ」の日は出会う子ども達がみんな笑顔で「どうしたの?」と聞くと「今日はからあげだから」と、漫画の1コマのようなコメントが返ってきます。

一方、殿堂入りが多い大好きメニューと同じく「自分で作った料理」も不動のラインナップがあり、日本の伝統「味噌汁」や繊細な手先が要求される「目玉焼き」卒業メニューともいえる「カレー」「炒飯」が旗を上げています。

これを書いている筆者は現場を離れているのですが、現場時代は子ども達とよくパンを手ごねで作っていました。
「作ってたね」と園を巣立った子どもが話すこともあり、些細な思い出でも子どもにとっては印象深く残っているんだなと、つい目が水漏れしてしまうことも。

先日、園内で開催された料理教室で、子ども達が「餃子」を作ってきました。
餃子といえば、皮で餡を包むのが難しい高難度のメニュー。「ちゃんと作れたかなぁ」と心配していましたが「焼いて!」と、こちらの心配をかき消してくれる笑顔を見せながら、綺麗に包まれた餃子を持ってきてくれました。

頼まれた餃子を焼き「ひとつあげるよ」と嬉しい一言。パクッと口に運ぶととても美味しく「ラー油をかけると美味しいんだよ」と、抑えたくても抑えられない二ヤけ顔で食べ方をレクチャーしてくれました。

休日のささやかなイベントでしたが、これも子ども達にとって忘れられない1ページになったのかなと思った1日でした。