街の生活

こんにちは

気持ち良かった春の日差しはとうに過ぎ去り、都心部に住む人達には避けては通れない灼熱の夏がやってきました。
聖母愛児園は見晴らしの良い丘の上に位置しているため、みなとみらい産の黒々とした日焼けが楽しめ、これを書いている7月7日では、既に仕上がっている子ども達に何人か出会いました。

今回は、聖母愛児園が位置する街の事をご紹介します。

聖母愛児園は全国でも屈指の都会にある児童養護施設で「便利すぎて引っ越す気になれない」と言う子どももいるほど。
大人の脚なら10分圏内で元町ショッピングストリートがあり、駅はみなとみらい線(始発駅)、京浜東北線、バスも市営バスが張り巡らされ、ホームセンターや
ペンギンが目印の「あのお店」があったりと、生活に困る事はまずありません。

とはいえ街が意思を持っているかのように息づいていて、その呼吸の早さに疲れてしまう事もありそうです。
観光地が目の前なので休日は沢山の人が来ていたり、1駅乗れば横浜スタジアム、2駅乗ればランドマークタワーに赤レンガ。山下公園も歩いて行ける
距離です。

そんな観光地にいると、毎日豪華なご馳走を食べているみたいで辟易しそうですが、そうでもないです。

駅から少し離れれば、この街で生活している人達の「地元」の世界。
昔からあるお花屋さん・子ども達がお世話になっているコンビニ・休憩中に足を運ぶラーメン屋・時空を超えて現れたレトロな銭湯などなど。

少し目線を外すと時間の流れはゆっくりで、いつも診てくれるお医者さんや子ども達がお世話になっているアルバイト先の人達などが見守ってくれ、無機質な都会のイメージとは逆の、温かい街があります。

聖母愛児園にいらっしゃること、また元町中華街や石川町に来ることがあったら、少し街を離れて歩いてみてください。

きっと、皆さんの知らない横浜が見られますよ。