神戸市立若葉学園 兵頭 汰一さん

目次
自己紹介をお願いします。
私は兵庫県にある児童自立支援施設の神戸市立若葉学園で働いている兵頭といいます。昨年度は若葉学園の中にある寮、こどもたちが日々生活をするところでサポートをさせていただくような仕事をしておりました。今年度からは、若葉学園の中にある本館というところ、こどもたちが勉強をしに来るところで教員として勤めています。
児童自立支援施設で、働こうと思ったきっかけは?
私自身、児童自立支援施設という言葉は、大学4回生のときには聞いたことも正直なかったんですけど、自分のことなんですけど、元々は教員目指してて、それで4回生のときに採用試験に落ちてしまって。恐らく自分はそのままちょっと非正規の教員として働くんだろうなっていうふうに思ってたんですけど、そこでちょっとそのとき、働いていたバイト先のパートさんがこんなところあるよというのをちょっと教えてくれて、そこで働いている人に紹介してくれるということだったので、ぜひお願いしたという形なんですけれども。それで紹介してもらったところがこの若葉学園で、初めて面接に来たときに園内をちょっと見せてもらったんですけど、まあ、とにかくこどもたちが元気で、それで教室見たら机とか椅子がめっちゃ少なくて、あ、こんな学校あるんやってって何かすごいワクワクした気持ちになったんですね。
それで面接の中で教員という立場ではないんだけど、施設職員のアルバイトとして働いてみないかって言われて。教員ではないけど同じ、もしくはそれ以上の経験が積めると思うよという話を受けて、もう即決でぜひやってみたいという気持ちになって、児童自立支援施設で働きたいというふうに決めました。
それで面接の中で教員という立場ではないんだけど、施設職員のアルバイトとして働いてみないかって言われて。教員ではないけど同じ、もしくはそれ以上の経験が積めると思うよという話を受けて、もう即決でぜひやってみたいという気持ちになって、児童自立支援施設で働きたいというふうに決めました。
この仕事の大変なところは?
そうですね基本的にはあんまりしんどいって感じることはなくて、身体的にちょっと働く時間が長くなってきてとか、ちょっと仕事がたまってしんどいなというところはあるんですけど、それよりもやっぱ楽しいことの方が多くて、楽しいことがあるから頑張れるというか。けど、正直とはいえ頑張れない時もあるんですけど、頑張れない時はこどもらの反応とか、こどもらの面白い言動とかを見て、一回もうしんどくて落ち込んでたところから、こんな楽しいんやったらええかってなったところからは、もうしんどくてもそのために、そのこどもの反応とか見て、その一瞬のために頑張れるなというふうに思って働いています。
この仕事のやりがいは?
やりがいはこどもたちとの距離が近いところです。行事とか生活の中でもとても距離が近いのが、すごいいいなと感じています。例えばなんですけど、こどもたちが本館から帰って放課後、教室で、例えば普通の先生だったら授業準備とか、そういうのを職員室とかでしていることが多いかなと思うんですけど、若葉学園では寮に行ってこどもたちと一緒にお風呂に入ったりとか、グラウンドで一緒にスポーツをしたりとか、そういった時間がすごい楽しいなと感じています。
教員ではなく、寮職員になることに抵抗感は?
その1年目、寮職員として働き始めるときは、始める前は少し教員として自分は教員になりたかったんじゃないかっていう迷いがあったんですけど、ただ働き始めたらもう教員とか寮職員とか、そんなの関係ないぐらいいろんな経験ができて。その1年間があったからこそ、今年1年教員として働いているんですけど、例えば寮との連携とか、こどもたちとの関係での部分で、絶対に去年の1年は無駄じゃなかったなって感じれる1年に今年がなったかなと感じています。
なので、たとえ寮職員として働きたいなって思っているわけではなかったとしても、例えば保育士とか、僕みたいに教員とかを目指している人であったとしても、絶対にここで働いた1年は自分にとっていいものにしかならないなっていう風に感じています。
なので、たとえ寮職員として働きたいなって思っているわけではなかったとしても、例えば保育士とか、僕みたいに教員とかを目指している人であったとしても、絶対にここで働いた1年は自分にとっていいものにしかならないなっていう風に感じています。
若葉学園の良いところは?
若葉学園のいいところは、大人もこどもも全力でやりきるっていうところがすごいいいなと思ってて、行事とかでも、例えばこどもだけが参加するんじゃなくて、そこに大人もおんなじぐらいの勢いで混ざって、リレーでも絶対負けへんぞ、こどもに負けへんぞぐらいの勢いで大人も全力を出しているんで、こどもたちも全力やし。たまに、こう夕方とかにグラウンドで走ったりしていたら、何か中学生とか高校生のときみたいな自分がその頃のことを思い出して、すごい青春を感じられる、そんな瞬間がすごい若葉のいいところかなと思っています。
※撮影当時の情報です。
※撮影当時の情報です。
施設概要

昭和33年の開園以来「子どもと共に」という言葉を大切に子どもたちに関わっている児童自立支援施設です。
子どもと共に職員も生活を楽しむことを大切にし、小舎夫婦制を取り入れ、日々の支援を展開してます。
様々なバックボーンの子どもたちを対応する中で、信頼できる大人像を見せられるように職員全員で子どもたちの成長を支えています。
子どもと共に職員も生活を楽しむことを大切にし、小舎夫婦制を取り入れ、日々の支援を展開してます。
様々なバックボーンの子どもたちを対応する中で、信頼できる大人像を見せられるように職員全員で子どもたちの成長を支えています。