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施設で行われるケア



施設で行われるケア

児童養護施設をはじめとする社会的養護領域の施設では入所前から退所後に至るまでの間に様々なケアが行われています。こちらのページではそれぞれのステージに応じたケアについて解説していきます。

目次

・アドミッションケア
〇インケア
〇リービングケア
〇アフターケア
〇その他のケア
・レスパイトケア
・ショートステイ
・一時保護対応

アドミッションケア

施設に入所する前の準備としてアドミッションケアがあります。アドミッションケアでは施設に入所する前に生活リズムを整え、施設の見学や宿泊体験を行います。
アドミッションケアについて詳しく見る

インケア

施設に入所した子どもたちの日々の生活を支えるのがインケアになります。施設職員の主な仕事であり、子どもたちの心身が健やかに成長できるように様々な支援を行います。
インケアについて詳しく見る

リービングケア

施設を退所する前の準備期間に行う支援をリービングケアと言います。
退所後の生活を想定した準備や、必要に応じて一人で生活する練習をします。
リービングケアについて詳しく見る

アフターケア

施設を退所した子どもたちのへの支援がアフターケアになります。生活や仕事の悩みや困りごとがある場合は相談にのり、解決するために協力します。
施設を退所してしばらくの間は住まいへの訪問や、定期的に連絡を取り合うことで生活状況を確認します。
アフターケアについて詳しく見る

その他のケア

レスパイトケア

レスパイト(respaite)とは一時的中断、延期、小休止といった意味を持つ英単語です。
里親・委託児童の休息や急な病気で入院が必要になり養育ができなくなってしまった時などに生活の場を一時的に移すことをレスパイトケアと言います。子どもの安全安心な生活環境を確保し里親家庭に戻っていけるよう、社会的養護の持つ機能の一つとしてレスパイトケアが行われています。

ショートステイ

児童養護施設や乳児院などの施設の中にはショートステイ事業をおこなっている施設があります。地域の一般家庭の子ども達を対象にしており、保護者は一定の費用を支払い日中や夜間を問わず短時間で一時預かりを実施します。

一時保護入所対応

児童相談所の保護所が満床の場合に一時的に施設に入所し生活の場が移る場合があります。
これを一保護入所と言い、期間は原則2ヶ月を超えないようになっています。
一時保護で施設に入所した場合、一時保護期間中に児童相談上の判断により施設への正式な入所措置か家庭復帰のいずれかで調整が進んでいきます。
一保護前に生活が乱れている場合は施設の安全安心な環境の中でリズムを整えていきます。


このページのまとめ

・施設が行うケアは子どものライフステージに合わせて行われる。
・主に入所前の「アドミッションケア」、入所中の「インケア」、退所前の「リービングケア」、退所後の「アフターケア」の4つに大別される。