チャイボラインタビュー
児童養護施設
2019/11/26 08:35

【錦華学院】職員インタビュー(児童養護施設で育ち、現在は職員!寺田さん)後編

【錦華学院】職員インタビュー(児童養護施設で育ち、現在は職員!寺田さん)後編

錦華学院の職員インタビュー、第2弾寺田さんの後編です。


○辛かったことはありますか?また、それをどうやって乗り越えましたか?

大きく「これ」ということは無いですが、発達障害を持っているだろうと思われる小学校2年生の男の子が、去年の9月に普通学級から特別支援学級に移ったことに対して日々悩みを抱えています。その子の中では「やらないといけないこと=嫌なこと」になっていて、それがちょっとしたことでパニックとして出てきます。まだ信頼関係が築けていない為、私に強く当たってきてしまうことがあるので、その時の関わり方に今悩んでいます。「その子の為に何ができるんだろう・・・」と常に考えてはいるのですが。今は小さなことでもたくさん誉めて、一緒に喜んで多くの達成感に繋がるよう、いろいろ工夫して関わってはいますが、なかなか答えが見つからないので難しいです。
 

○悩んだ時に他の職員とは話をしたりしますか?

他の職員と話し合いながら今悩んでいる子に対して支援をしています。個人というよりみんなで模索しているような感じです。
 


○この施設を選んだ理由やアピールポイントは何ですか?

自身がいた施設の施設長や職員さんに相談したり、ネットでいろいろ検索し、見学も兼ねて面接をしていただきました。見学をした際に、自分がいた施設と作りや生活の環境がすごく似ていて、働くイメージが湧いたんです。お世話になっていた施設長さんも錦華学院さんは職員の方がみんな仲良くて雰囲気が良いイメージがあると推してくださったので、決めました!(^^)!
 

○自分が育った施設で働こうとは思わなかったのですか?

それも考えましたが、自分がいた頃にいた子どもがまだ施設にいて、そこに自分が職員として入るのが複雑な心境でした。私自身もですが、私のことを知っている子ども達のことも考え、やめようと思いました。
 

○他の施設に見学は行っていないようですが、その理由は何ですか?

お世話になった施設長の勧めや、施設長から実際に現場の雰囲気等を聞くことがでたので、あまり迷わなかったです。私自身も人間関係など、働く環境が一番と思っていたので、率直に「職員さん同士の仲が良さそうなのはどこ?」という風にも聞きました。気軽に聞ける人が近くにいたことはとても贅沢なことだったと思いますね。


 

○実際に入ってから良いなと思う部分はありますか?

担当制ではあるんですが、同じ寮の職員6人で全体の子どもを見る!という考えなので、担当者が全ての責任を負うという環境ではないのがすごくいいですね。日々の生活の中では、入った職員が分け隔てなく関わり、肝心な入学、進路に対しては担当者が行います。親子関係も基本的には担当者と築くという感じですね。
 

○今後やりたいことはありますか?

子どもが退所していくにあたって、その後のことだったり、人と関わることの喜びを知ってもらえるような関りをしていきたいです。私自身が自分のことで辛かった時に力になってくれた職員さんがいっぱいいたので、そういう職員になれたらいいなと思います。子ども達には自分が施設にいたことは話していないですが、いつかは言いたいです。「辛い思いをしているのはあなただけじゃないよ」ということを伝えたいですね。
(2018年2月現在)