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ほうゆう・キッズホーム 松本愛香さん

児童養護施設 ほうゆう・キッズホーム 9年目の松本愛香です。
女の子のホームで、年少・年中・小学5年生、中学3年生、高校2年生の代のお子さんが生活しています。
実習で保育園・幼稚園・児童養護施設に行った時に、保育園・幼稚園のように先生対子どもではなくて、施設とか障害児施設などの、もうちょっと近い関係性、ふざけあったりしながら支援する方が向いているなと思いました。児童養護施設に実習に行った時も、印象が悪くなくて楽しくやれたので、障害児施設か児童養護施設に行こうと思って探していた中で、ここに辿り着いた感じです。
調べて、通いやすいところで探しました。通いやすさが決め手です(笑)
弟が障害を持っていて、やっぱり生活の一部なので、そっち方面(障害児施設)も考えました。けど、仕事にしてあえて障害を持っている子に何か指導するのはピンとこなかったところが、最後こっち(児童養護施設)に流れた理由かな。
長く勤めれば勤めるほど、入学・卒業など節々を見れるのがやっぱりいいです。関係性も長期でやってる方ができるので。長く勤めないと良さが分からないかもしれないなっていう職種ではあるんですけど、やっぱり長いスパンで見れるのが、保育園とかと違っていいのかなと思います。
退所するお子さんの送り出しの時とかは、他ホームの子でも全員で見送るんですけど、やっぱ何だろう、かっこよく出ていく子とか、恥ずかしながら出ていく子とか、そういう瞬間見るといいなっていうか、グッときます。
何かあれば緊急会議はもちろんありますし、
(子どもが)駄目な時期じゃなくても、たわいもない会話が大切な仕事なので意識してたというか、子どもがいなくて職員も空いてる時間に、ちょっとどうしようかみないな話はしてたかなと思います。
昔から新人さんが入ってきた時に言っているのは、職員間の人間関係で困る事はないよって。職員さんが仲いいので、職員さんが嫌で辞めることはほぼないと思うよっていうのは新人さん来るたびに話はしてて。
コロナで減ってしまったんですけど行事もいろいろあって楽しいし、あとはごはんが美味しかったりとか(笑)
法人で夏祭りをやっています。地域の方も家に呼んで、そこの大きい駐車場のところまで全部車はけて、屋台とかも出してやってたので、これは結構ビックイベントだったかなと思います。今はできてないんですけど。(インタビュー当時はコロナ禍)
地域のごみ拾いを一緒にやらせてもらったりとか、学校さんはもちろんちゃんと連携を取っているので、悪くはないと思うんですけど。
ホームないしユニットが基本ケアというか話を聞いて、この時間帯(子どものいない時間)とかに勤務が被っていれば、「最近どう?」とか、下に1年目の子が入ってきたので「どう、困ってない?」とかは聞くようにしたりとか。
あとは細かく、やっぱり日によって時間、タイムスケジュールとかも全然違うので、そういうのもメモして渡してあげたりとか。多分ホーム長の(やり方の)差があるとは思うんですけど、そういうことはやっています。あと、メンター制度っていって、3・4年目の子が1・2年目の子に話をしてお茶会、みたいなのは月1回、職員会議のあとにやり始めました。
あと、同期同士や近い年数同士は、誘い合ってプライベートでごはんいったり、今はコロナなんであんまりできないですけど、遊びに行ったりとか。
コロナじゃないときは、全体で職員会議の日の夕方、「どっか体育館とか取って運動しようぜ!」みたいな人化もあったんですけど、今できないですね。そういうのを通じて、多方面との付き合いも増えてくるみたいな感じで。
あまり大きい施設ではないので。目の届くところに新人さんもチョロチョロっといるので、結構みんな気にかけてフレンドリーに話しかけてくれる職員が多いです。
ホーム・ユニットだけでなくって、全然関わりのない職員さんも「大丈夫?」と声を掛けてくれる施設だなとは思います。
自分が新人さんに話をしているのは、子どもを好きすぎちゃうと、しんどいことです。ちょっと変わっている職種なので、好きすぎると難しいよっていうのは1個言いたいところで。
好きなことは大事なんですけど、やっぱね、厳しい成育歴で上がってくる子たちもいっぱいいるんで、真に受けすぎちゃう方はしんどくなっちゃうから。「ま、いっか」とか、そういうのを自分の中で解消できる方は向いているんじゃないかなって思います。
職員さんも子どもも明るいので、元気いっぱいな方はウェルカムです!

施設概要

ほうゆう・キッズホーム
ほうゆう・キッズホームは千葉県の花見川区にある県内でも比較的新しい児童養護施設です。
開所当初より小舎制としてスタートし、子どもたち一人ひとりの生活を大切に考えた施設運営を心がけてきました。
全ユニットを小規模グループ化し、子どもたちに寄り添った生活を送れるように運営をしています。

同法人が運営する乳児院や老人ホームが、隣接・併設しており、年に数回合同イベントなどを実施しています。
世代間を超えた交流を行い、地域に開かれた施設作りを行っています。

子どもの権利養護について施設全体で意識高く取り組んでいます。
平成20年には、千葉県内で初めてとなる「子どもの権利ノート」を施設オリジナルで作り、早期から権利擁護に取り組み、子どもたちの権利養護を施設として真剣に取り組んでいます。

子どもたちを大切にし、一人ひとりの最善の利益の追求を実現できる施設です!
ぜひ、お問い合わせください!

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