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地行園 川名暁野さん

群馬県前橋市の児童養護施設で働いています。川名暁野です。2年目です。
女の子12名、男の子9名、幼児から高校生までの大舎制です。
もともと中学生ぐらいの時から子どもと関わる仕事がしたいと考えていたんですけど、就職する時にどういった形で子どもと関わりたいかなって考えたときに、子どもと話す時間とか一緒に遊ぶ時間が多い児童養護施設で働きたいなと思って、この仕事を選びました。
施設見学をしたときに、子どもたちと職員の人が関わる姿を見て、子どもたちと一緒になって遊んだり、子どもたちも自分がすれ違ったときに「こんにちは」と声をかけてくれたり、施設の雰囲気がとてもいいなと思ったので、地行園に就職することを決めました。
自分が子どもにこうしてほしいなとか注意したりするときもあるんですけど、自分が注意したり言ったときは、あまり聞いてくれない。やっぱり先輩職員が言ったときのほうが子どもたちも話を聞いてるなって思って、まだまだ自分は勉強不足だなというか指導力不足だなっていうところもすごく最初は痛感して、そこが最初はしんどかったかなって思います。
先輩方が、いつも気にかけてくださって、自分が困ってたら先輩職員の方が指導を代わってくださったりとか、そこでその先輩職員が指導をしてる声掛けの仕方とかを参考にして、そこから自分も同じようにできるように、勉強させてもらってます。
子どもから頼まれたこととか、靴下の穴を縫ってあげたりとか、そういう小さい些細な事でも、子どもからありがとうって言ってもらえたときは、この仕事をしててよかったなって思います。
地行園は環境整備にすごく力を入れていて、誰かがやってくれるだろうじゃなくて、自分から率先してみんな掃除も協力してやってるので、いつもきれいな状態が保たれていて、子どもたちもそのきれいな状態が当たり前の生活になっているところが地行園のいいところだなって思います。
小学校の教員の免許を取得するので、小学校の子どもたちとかそのぐらいの年齢の子たちと関わったことがあったんですけど、中高生とか幼児とかってあんまり本当に関わったことがなかったので、もうちょっと幼児のこととか中高生の事もわかるように、勉強しとけばよかったなっていうのはあります。

※撮影当時の情報です。

施設概要

地行園
「児童養護施設 地行園」は群馬県の前橋市にある児童養護施設です。
設立は古く、明治25年の濃尾地震によって多くの孤児が出たことから、孤児院を作ったことがスタートです。
今年で132周年を迎えました。

本体施設は大舎制の居室と6人で生活をする小規模グループケアが3ユニットあります。
群馬県では唯一の大舎制の施設ですが、地行園的ユニットケアの推進と小規模化を進めています。

「安心・安全で当たり前の生活の保障」「丁寧なお世話と環境整備・環境調整」を養育支援のテーマにし、子ども達一人ひとりの身の回りのことを丁寧にお世話することを心がけています。
楽しむ時は一緒にとことん楽しむ。伝えなければいけないことは毅然と伝える。子どもたちと毎日真剣に向き合っています。

法人内にこども園・保育園が3つ、母子生活支援施設が1つ、高齢者施設がありますが、法人採用ではなく、施設ごとでの採用を行っています。
就職後の施設異動もございません。
「この施設で働きたい!」と思っていただいたお気持ちに応じることができるように、そのような制度としています。

見学は随時受け付けております。
少しでも興味をお持ちでしたら、ぜひ、1度見学におこしください。
※最寄り駅から15分ほど時間がかかるため、いらっしゃる際には職員がお迎えに上がります。

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