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立正青葉学園 小山佳純さん

岡山県の立正青葉学園で働いてます、小山佳純です。2年目で心理療法担当職員として働いています。
立正青葉学園で働こうと思ったきっかけが、大学1年生の時からボランティアで月1程度だったんですけど入っていて、その当時は立正青葉学園が児童養護施設というのもそんな細かいことは何も分からず入ったんですけど、ボランティアをしていく中で、何かアットホームにそれぞれのホームがあって、本当に家庭的だったことに魅力を感じて、楽しいなって思うようになって、月1で入るようになりました。
私が担当しているこどもが今3人いるんですけど、心に傷を持ってるこどもだったり、なかなか家に帰れず、いろんな思いを抱えているこどもと個人的に個別で関わりを持って、その中で箱庭療法だとか、遊戯療法で遊びの中で、こどもの言葉にできない思いとかを、その遊びを通して心理士が見立てを立ててこどもの心をケアしていくっていうのが主に仕事になってます。
いまコロナとかもあるし、家庭の事情で、なかなか親と会えないっていうこどもは心理療法をしていても、なかなか進展がなくて、やっぱり連絡も取りたいけど、話したいけど、疑問に思うことはこどもはあるけど、直接、親御さんと話ができる機会が設けられてないとか難しいっていうこどもに関しては月1では心理療法はやってるんですけど、なかなか話の進展がやっぱり解決の糸口がなかなか難しいな、できないなっていうのが正直あります。そこで私ができることってなったら直接解決はできないんですけど、こどもと個別で時間を取って一緒に遊びを共有する中で、こどもがなかなかその思いを言葉にできないとかだったら、心理士の方がいまのこの遊びの中で、家族に対する思いが表れてるなっていうのをくみ取ってあげることくらいしかできないんですけど。そのくみ取りをきっかけに、そのこどもに投げかけてみるとか、っていうので、こどもの思いも少しはちょっと軽減できるかな、できればいいなっていうところはあるんですけど、なかなか解決に直接すぐには行かないっていうのが悩むところでもあります。
ユニットで関われないこどもを私はいま担当しているんですけど、ユニット内だとこどもが何人もいて、なかなか個別に職員さんとお話をできるというのが難しいこどももいるので、そこは心理士として個別の時間が持てるっていうのは、強みだと思っています。ゆっくりと緊張をほぐしながら遊びを通してだったら、こどももしゃべりやすかったり、遊びをきっかけに、家族の思いがぽって出てきたりとか。そういうところは、心理士としてこどもと時間を持ってる時でしか聞けない話だったりもあったりするので、そこを他のユニットの職員さんにつなげたり、というので、そこは心理士としてできるところがあるかなっていうのが、やりがいです。
私が働く前に、もうボランティアをさせてもらっていて、そこでまずアットホームさを感じて、職員さんとこどもとの距離がいい意味で、近いっていうのと家庭的な雰囲気だったり、ご飯を調理の方がいて毎日作ってくださるんですけど、そこで本当に普通の家庭というか、家のような会話が食事を通してあったりだとか、一緒に生活する中であったりするのは、すごいアットホームな雰囲気でいいところだなっていうのと、行事とかも、すごく組み込まれているので、こどもは離れて暮らしてるこどもも多いけど、そういう行事になるとみんな集まって楽しさとかを共有できたりっていうのはすごくいいところだなと思います。

施設概要

立正青葉学園
立正青葉学園では、岡山県津山市にある児童養護施設です。児童定員は30名。44名の職員による「チームあおば」で、子どもとその家庭への支援を行っています。(通勤制)
昭和30年から児童養護施設としての支援を展開し、出来る限り家庭に近い環境での養育を目指して、平成16年度より養育単位の小規模化に取り組んでいます。現在は、本園に2つと、3つの分園といった家庭が学園にはあり、オールユニット化された家庭的環境の中で、日々の生活を子どもと職員がともにしています。
また、園内のSWによる社会的養育支援室の設置(平成28年度)や、児童家庭支援センターつむぎ(令和3年度)の併設により、地域の家庭への相談援助にも力を入れています。

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