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施設訪問レポ
2024/03/17 11:42

【訪問レポ】兵庫県神戸市にある双葉学園と子供の家を訪問してきました!

こんにちは、NPO法人チャイボラのマツシマです。

先日、3月の初めに兵庫県神戸市にある児童養護施設『双葉学園』と『神戸市立自立援助ホーム 子供の家』さんを訪問してきました!!


※中華街での写真ですが、決して、決して遊んでいたわけではありません!



【双葉学園に行ってみた!】

双葉学園は、神戸市の六甲山の麓にある児童養護施設です。
元々は90名越えの定員数を誇るマンモス施設だったそうですが、徐々に時代の流れとともに小規模のケアを取り入れ、現在は35名(実際の入所は30名程度)にまでになり、小さな単位で子どもたちが暮らしています。

双葉学園の建物は外観の工事と内観の工事の時期がバラバラで、内観の方が新しく平成31年にリニューアルしたばかりなので、とっても綺麗でした!

[外観]


[内観]



1ユニットに7名程度の子どもたちが暮らしていますが、元々の建物が大舎時代の面影を残しているので、すご〜く空間にも部屋数にもゆとりがあって、大人目線だと『広々していて気持ち良いな〜』と感じました。

多分、ダメですが、中の廊下やちょっとしたスペースでボール遊びや鬼ごっこができちゃうくらい広々してます!

お子さんによっては狭い方が好きという子もいるので、賛否は分かれるかもしれませんが、少なくとも僕が訪問した時間帯に居た中高生は、穏やかに過ごしていました!

[居室]


そして、双葉学園さんのもう1つの特徴は現場職員が若くてフレッシュということ!
職員インタビューの撮影をしてきたのですが、その時に対応してくださった20代後半の職員さんで中堅以上になってくるそうです。



子どもたちをサポートする上では、経験値ももちろん必要ですが、子どもたちの気持ちを分かってあげられる存在、そして寄り添える存在も不可欠です。

若手職員だからこそできる、ケアがあると思っているので、そこが双葉学園さんの大きな強みだと思います!

<その他写真>




【神戸市立自立援助ホーム 子供の家に行ってみた!】

子供の家は、神戸市の垂水区にある自立援助ホームです!
元々は児童養護施設として運営されていた建物なので、内観は施設っぽさが残り、自立援助ホームとしてはかなり珍しいほどの広さを誇ります。
また、男女合わせて16名定員と、これまた自立援助ホームにしては大規模な施設さんです。

[玄関先]


[共有スペース]


[中庭]


[居室]


自立援助ホームは主に高校生以上の子どもたちが自立を目指して生活をしています。それをサポートする職員さん達も自立支援に対する知識だけじゃなく、思春期の子どもと関わるスキルも求められます。

子供の家さんは、子育て経験のある職員さんが多いです。
職員インタビューに対応してくださった職員さんも子育て経験があり、子育てと自立援助ホームの職員さんを両立させながら働かれていました。すごい…!!





双葉学園さんの方で書きましたが、若手には若手の良さや強みがある一方、やはり人生経験豊富な職員さんがいることの安心感や頼り甲斐はとても大きいと思いました。

この業界は特に新卒のフレッシュさも大切ですが、それ以上に中途の方の人生経験を活かし、子どもたちに還元できる仕事だと思っています。他業界から来た人がたくさん居て、いろいろな大人たちと話し、様々な知識を得られる経験は社会的養護の強みだと思います。

<その他写真>





【まとめ】

今回、若手の多い双葉学園さん、そして、ベテラン職員の多い子供の家さんについて書かせていただきました。
どの施設に行っても毎度毎度感じますが、どの施設にも強みがあり、その施設だからこそできることがあります。でも、実は施設さん自身がそれに気づいていなかったり?します。

そんな強みや個性を改めて再発見できるお手伝いが、この出張を通してできたら嬉しいなと感じた出張でした!

今度は愛知県の施設さんにお邪魔する予定です。
活動報告を乞うご期待!


<双葉学園のPRページ>
https://chabonavi.jp/place/601
<神戸市立自立援助ホーム子供の家のPRページ>
https://chabonavi.jp/place/659

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