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【星美ホーム】施設職員さんにインタビュー! 産休育休から復帰!星美ホーム:齋藤さん(保育士:15年目)

チャイボラインタビュー

児童養護施設

2021/03/02 09:00
【星美ホーム】施設職員さんにインタビュー! 産休育休から復帰!星美ホーム:齋藤さん(保育士:15年目)

星美ホームへのチャイボラインタビュー。今回は産休育休を明けて復帰された齋藤さんにお話をお伺いしました!!


ーーこの仕事に就こうと思ったきっかけは何ですか?

保育士の専門学校に通っている時に社会的養護の授業がありました。
先生が児童養護施設の職員出身の方で、説明を受ける中で、「やってみたいな」という気持ちが強くなりました。

自分自身が母子家庭で育ち、当時辛いと思うこともありました。
けれど、先生のお話を聞く中で、当時の自分よりも大変な子どもたちがいると感じ、なにかできたらいいなと思って志しました。

ーーこの仕事に就く前と就いた後でギャップはありましたか?

最初の1年目、2年目はギャップが激しくて、正直、「キツイな」とも感じていました…。
私が入職した15年前は、ちょうど施設の子どもたちも荒れている頃で…。
併せて、自分と年齢が殆ど変わらない子を、「子ども」として扱わないと行けないことにも悩みました。

ーーとても大変だった状況が想像できますが、どう乗り越えられたのですか?

休みの日とか、プライベートの時間を充実させることを大切にしました。
友達とあって飲みに行ったり、自分が好きなプロレスを見に行ったりして、ストレスやイライラを溜め込まないようにしました。

ーープライベートと、仕事との時間の使い分けはとても大切ですね。もしも、今後輩に同じ様な相談を受けたら、どのように返答しますか?

あまりこれと言ったアドバイスは無いですが…自分がしてきたことや経験してきたことを伝えたいと思います。

ーー今まで働いてきた中でのやりがいは何ですか?

一番大きく感じるのは、卒園した子が連絡をくれた時です。
また、在園中の子が相談をしに来てくれたときにも、「役に立ててるな〜」と感じることがやりがいです。

ーーとても素晴らしいお話ですね!実際にご就職されてから「就職してよかった」と感じることはなにかありますか?

まずは「知ることができない世界を知れた」ということです。
普通に保育園の保育士をしていたら、知ることができなかった世界を知ることができたことが、自分の経験値としても、大きなプラスになったと感じます。

あとは、子どもたちの成長を間近で見ることができることも、就職してよかったと感じる瞬間です。
星美ホームには、以前「徒歩旅行」と言う行事がありました。
いろんな県をまたいで、道中で道を調べたり、テントを張ったりして徒歩で旅をするのですが、そんな中で子どもたちが普段見せない顔を見せる事があり、そんな成長を近くで見られる事がとても嬉しいです。

ーー産休・育休を取られたとのことですが、周りの職員の方々のサポートなどはありましたか?

産休・育休を取得する時に、最初は妊娠したことを、一緒に組んでいたスタッフに伝えました。
重いものを周りの職員が持ってくれたりと、様々な配慮をしてくれました。

職員だけではなく、時期を見て、子どもたちにも直接伝えました。
最初は「マジー!!」と言ったリアクションで、とても驚いていましたが、いろんな手伝いをしてくれるなど、子どもたちなりに、とても気を使ってくれていました。
ある時、いたずら好きな男の子がふざけて、足を引っかけようとしてきたら、他の子が「お腹に赤ちゃんいるんだからダメだろ!」と注意してくれたりもしました。
普段、あまりそんなことをするタイプの子ではなかったので、とても驚いたのと、嬉しかったのを覚えています。

ーー心温まるエピソードですね!産休・育休を明けて、変わったことはありますか?

自分の中では、戻ってきたという感覚でしかなくて、あまり変わったことは無いのですが、子どもたちに対して、少しだけ優しくなれているかもしれないなと感じています。
自分が子どもを生んで、余計に、やってあげられることはやってあげたいと考えるようになりました。
今は、自身の子育ての関係もあって、勤務する時間が短いので、その時間の中で「子どもたちと一緒に何かをしたい」と感じることが多くなったなと思います。

ーーありがとうございます!今後やりたいことはありますか?

自分にできることを一生懸命やっていくしか、できることはないなと思っています。
今は泊まりの勤務なども配慮していただいて行っていないので、今の自分にできることを頑張ってやっていきたいです。

ーー最後に、学生さんや、転職を考えている学生さんに一言お願いします!

児童養護の仕事は、子どもたちは可愛いし、自分の人生の中で経験できないことを経験できる、すごくやりがいのある仕事です!
ご興味があったら、ぜひ、見学に来てください!

齋藤さんありがとうございました!
15年に渡り、子どもたちを支え続けてこられ、産休育休を通して経験されたことを子どもたちに伝えようとされるお姿をお聞きすることができました!

今後もチャイボラでは、施設職員の方々のお話を掲載してまいりたいと思います!
お楽しみに!