【憩いの家のPR】
「憩いの家」は社会福祉法人青少年と共に歩む会が運営する自立援助ホームです。世田谷区内に「三宿憩いの家」「経堂憩いの家」「祖師谷憩いの家」の3つの自立援助ホームを運営しています。
創設者である財部実美氏が父子寮の職員をしていた際の経験や児童養護施設を退所した子どもたちの声に後押しされる形で1967年に創設されました。
かつて児童養護施設の子どもたちは、公立高校に進学できないと、中学を卒業して施設を出なければならず、孤独な自立を強いられていました。
こういった子どもたちを受けとめようと、アフターケアのような形で憩いの家は始まりました。
現在は児童養護施設等出身者だけではなく、家庭などから入居する子どもたちも増えており、まずは子どもたちにとって憩いの家が安心できる自分の居場所として感じられるよう、その雰囲気づくりやより良い関わりとは何かを模索しながら日々運営しています。
また、40年以上前に施設を出た方が訪ねてくることもあり、憩いの家を退去した後の繋がりも大切にしています。
2018年からはファミリーホーム「松原 憩いの家」が加わりました。
【児童構成】
各ホームの定員数は6名。経堂憩いの家では男子3名女子3名定員。
三宿憩いの家、祖師谷憩いの家は女子6名定員。
【憩いの家の外観】
[施設外観]
【憩いの家の内観】
[一緒に暮らす猫]
【運営理念】
1、暮らしを共にすること「憩いの家」は子どもの生活の場所です。
だからおとなにとっても「職場」ではなく、「暮らしの場」でありたいと考えています。
仕事から帰ってきてくつろいでいる時、何気ない会話の時、みんなで食卓を囲む時、どれも共に暮らしているからこそ生まれる、子どもたちとのとても大切な時間です。
2、子どもの意思決定を尊重すること
「憩いの家」での生活は、大人の都合で振り回されてきたそれまでの生活とは違い、自分の人生を自分で選び、自分で責任を取るということ。
今まで選択権どころか感情を抑えて生きてきた子どもたちにとっては戸惑うことも多々あります。
そんな時は一緒に考えます。
失敗や挫折はつき物、反省と次なる自己決定さえ怠らなければそれは成長の階段です。「憩いの家」は、自分のことを考える練習をする場所、立ち上がる練習をする場所です。
3、こちらから関わりを切らないこと
本当のスタートラインは「憩いの家」を退居する時です。
何もかもが初めての経験だから、知らないことも一人では難しいこともたくさんあります。制度や役所の手続きがわからない、愚痴を言いたい、一人暮らしがさみしいなどなど・・・。
一人で頑張ってみたけどうにもならない時は、いつでも相談に乗ります。20歳を過ぎても、退居して何年経っても変わりません。「憩いの家」での生活は、退居してからも繋がるための土台作りです。
【憩いの家の行事】
[お正月のおせち料理]
[旅行]
各憩いの家ごとに実施しています。
【憩いの家で働いている職員・仕事環境】
平均年齢30歳程度の職員13名が働いています!職員が働く上では「子どもたちと生活を共にし、暮らしていくこと」、「穏やかに、自然体で子どもたちの近くにいること」「子どもたちと長く関わり続けることができること」を大切にしています。
各施設は車で10~15分程度の距離にあり、横断的に全ての施設に勤めている職員もいます。