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施設訪問レポ
2026/02/26 15:07

【訪問レポ】こどもたちへの熱い想いがつまった善友乳児院 訪問レポート



岩手県盛岡市にあります善友乳児院を訪問させていただきました!(^^)!
訪問させていただいたのが1月ということもあって、辺り一面雪景色❄
そんな寒さを吹き飛ばすほどの笑顔と、職員のみなさんの熱い想いがつまった善友乳児院のご紹介をさせていただきます!
善友乳児院は定員23名。小規模グループケアを実践されていて、1つのユニットに2~6名程度の乳幼児が生活をしています。

当日は、予定より早く着いたので少し施設の前で雪景色を見ていたのですが、すぐに中から職員さんが出てきてくださり「寒い中ありがとうございます!どうぞどうぞ中入ってください!(^^)!」と、とっても温かく、明るく声をかけていただきました。
玄関を入ってすぐ右側には事務室があり、職員さんたちがとても元気に会話をしていたのですが、私たちに気づくと、皆さん笑顔で「こんにちわーーー!」と声をかけてくださいました。
その後も、すれ違う職員さん、見学中にお会いする職員さん、皆さんに共通していたのが必ず笑顔で「こんにちわ!!!!(^^)!」。後から施設長さんにそのことをお伝えすると、「特に今日何かみんなに言ったわけではないし、これがみんなの普通だと思います!でも嬉しいわ♪」とおっしゃっていました。
職員の皆さんのその何気ない振る舞いをこどもたちはきっと見ていると思います。
だからこそなのか、こどもたちも見学中の私たちにたくさんの笑顔を見せてくれました。

0歳児のユニットから見学をさせていただきました。
この日は生後1か月の赤ちゃんがいました。あまりの小ささに、私たちも思わず小声になってしまいました。命の尊さと、その命を守る職員の皆さんの責任を改めて考えさせられました。





児童養護施設では見ることができない沐浴用の洗面台やおむつ交換台の設備が整っており、清潔に保たれていました。



1歳児のユニットには双子ちゃんがいました。職員さんと楽しそうに遊んでいたのですが、私たちにも笑顔でたくさん話しかけてくれました。





ここで感じた職員さんの熱い想いを2つ紹介します。
一つ目は徹底した個別性。みんなで使う玩具だけでなく、一人ひとりにおもちゃケースがあり、そこに、その子専用の玩具がしまわれていました。
入所するお子さんによっては、おうちの方からプレゼントでおもちゃをもらうこともあります。
そういったものはもちろんですが、そのような機会がない子については、プレゼントをもらえる子との差がでないように職員が考えて個別に購入し、その子専用の玩具を用意するとのことでした。
1歳だと、そこまでの職員の動きを理解はできないかもしれませんが、その想いはきっと心の底に溜まっていくのだろうと思いました。



二つ目は思い出を形に残す努力とそこに込められた想いです。
それぞれのユニットの壁にはこどもたちの日常や行事の写真が貼られていました。
ここまでは他施設でも見かけることはあるのですが、そこに込められた想いに驚かされました。



まずそもそも、この写真は何のために撮り、写真として残しているのか。
乳児院を退所するときに、多くの乳児院はその子が映った写真のアルバムをプレゼントします。乳児院での生活そのものは記憶から薄れていったとしても、こうして自分の幼いころの様子や、大切に育ててくれた大人たちの存在を認識することで、自分を大事に思えたり、人生を振り返ることができます。
しかし、このアルバムには、その子自身の写真を貼ることはできても、他の子の写真を載せることは基本的には個人情報保護の観点から出来ません。
なので、「自分は一体どんな子たちと一緒に日々暮らしていたのか?」はアルバムからは読み取ることが出来ません。

こどもたちの中には、自分の生い立ちを辿るために大きくなってから乳児院を訪れる子がいます。上記で示したように、自分はどんな子で、どんな子たちとどんな日々を送っていていたのかを知りたいという方もいます。
しかしその訪問はいつになるかわからないし、もちろん全ての子が来るわけではありません。
でも、いつかそんな日がきたときのために、その子一人の写真だけでなく、一緒に過ごした他の子と映った写真や、周りの職員と映った写真をたくさん保管しているとのことです。
院に来てくれたときに見せることはできるので、「この子とよく遊んでいたよね〜」など思い出話ができるように、日頃から意識して写真を撮っているとのことでした。
そのためにも、善友乳児院に入所するお子さんの保護者さんには撮影の許可取りを丁寧に実施しているとのことでした。



また、全てのユニットに一人ずつ、しかも月ごとの目標が掲示されていました。
こんなにも細かく個別に目標をたて、それを職員同士で常に共有し認識をそろえてこどもたちに関わる姿勢にただただ驚かされました。
ここまでできるのは、それだけ日々のこどもたちの成長や小さな変化も見逃さずしっかりと見て聞いて感じ取っていらっしゃるからなんだろうと思いました。



雪国ならではかもしれないのですが、こどもたち一人ひとりにスキーウエア、グローブ、スノーシューズが用意されていました。全ての児童に一式そろえるのはなかなかできることではないのでは!?と思いました。
これを着て雪で思い切り遊んでいるそうです!(^^)!

ちなみにお庭はこのような感じで雪が積もっていました。





院の玄関前もこのような広いスペースがあり、お隣にある保育園のこどもたちも雪遊びを楽しんでいました。



こどもたちの部屋は0歳児から、5歳までこのように窓が大きなドアでつながっていて、どの年齢の担当職員でも常に全体が見えるような設計になっていました。



廊下はこのように吹き抜けで太陽の光がたっぷり入るようになっていました。
廊下まで暖房が完備されているのでぽかぽかでした(#^.^#)
こどもたちもよちよちお散歩していました。







二階には、大きな玩具が設置してある広々としたホールがあり、3、4歳のこどもたちが思い切り体を動かして遊んでいました!



このような設備があると、天気が悪い日でも体を動かすことができますし、広いので、こどもたち一人ひとりの遊ぶスペースも確保できてストレスが溜まりづらいだろうな!と思いました。

二階には、こどもたちのお風呂や、親子で交流できるお部屋などもありました。





こどもたちの食事については毎月栄養士さんが丁寧に廊下にあるホワイトボードに書いてくださっているとのことでした。
これを職員の皆さんが見て、食事のときにこどもたちそれぞれに様々な形で伝えているそうです。
こどもたちに直接関わる職員だけでなく、栄養士さんや調理員さんまでこどもたちのことを想い、それぞれができることを日々丁寧に実践されているのだなと思いました。







職員一人ひとりの熱くあたたかいこどもたちへの想いをたっぷりと感じられる訪問となりました。

乳児院と聞くと、女性が多く働くイメージがある方もいらっしゃるかもしれないですが、男性ももちろん活躍していますし、中途の方も募集しています。
とっても人気な施設さんなので、タイミングによっては募集をしていない時期もあるかもしれないですが、関心のある方はぜひチャボナビを通して連絡してみてください。

善友乳児院の紹介ページはこちら▼
[https://chabonavi.jp/place/543]


以上!善友乳児院の訪問レポートでした(*^▽^*)

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