自立援助ホーム「憩いの家」さんの訪問レポ-トです!
「憩いの家」は社会福祉法人青少年と共に歩む会が運営する自立援助ホームです。
創設者である財部実美氏が父子寮の職員をしていた際の経験や児童養護施設を退所した子どもたちの声に後押しされる形で1967年に創設された歴史ある施設です。かつて児童養護施設のこどもたちは、公立高校に進学できないと、中学を卒業して施設を出なければならず、孤独な自立を強いられていました。そのようなこどもたちを受けとめようと、アフターケアのような形で憩いの家は始まりました。
現在は児童養護施設等出身者だけではなく、家庭などから入居するこどもたちも増えており、まずはこどもたちにとって憩いの家が安心できる自分の居場所として感じられるよう、その雰囲気づくりやより良い関わりとは何かを模索しながら日々運営しています。
また、40年以上前に施設を出た方が訪ねてくることもあり、憩いの家を退去した後の繋がりも大切にしています。
現在は世田谷区内に「三宿憩いの家」「経堂憩いの家」「祖師谷憩いの家」の3つの自立援助ホームを運営しています。
今回はその1つを訪問させていただきました。
まずは、運営理念がとても素敵で想いが詰まっているので紹介させてください。
1、暮らしを共にすること
「憩いの家」は、こどもの生活の場所です。
だからおとなにとっても「職場」ではなく、「暮らしの場」でありたいと考えています。
仕事から帰ってきてくつろいでいる時、何気ない会話の時、みんなで食卓を囲む時、どれも共に暮らしているからこそ生まれる、こどもたちとのとても大切な時間です。
2、こどもの意思決定を尊重すること
「憩いの家」での生活は、大人の都合で振り回されてきたそれまでの生活とは違い、自分の人生を自分で選び、自分で責任を取るということ。
今まで選択権どころか感情を抑えて生きてきた子どもたちにとっては戸惑うことも多々あります。
そんな時は一緒に考えます。
失敗や挫折はつき物、反省と次なる自己決定さえ怠らなければそれは成長の階段です。「憩いの家」は、自分のことを考える練習をする場所、立ち上がる練習をする場所です。
3、こちらから関わりを切らないこと
本当のスタートラインは「憩いの家」を退居する時です。
何もかもが初めての経験だから、知らないことも一人では難しいこともたくさんあります。制度や役所の手続きがわからない、愚痴を言いたい、一人暮らしがさみしいなどなど・・・。
一人で頑張ってみたけど、どうにもならない時は、いつでも相談に乗ります。20歳を過ぎても、退居して何年経っても変わりません。「憩いの家」での生活は、退居してからも繋がるための土台作りです。
では、ここからは今回訪問して発見した、たくさんの魅力の中から、4つのポイントを紹介します!
ポイント① 猫との生活
一緒に暮らしているすごくかわいい猫がいます。
訪問時には会えませんでしたが、動物と触れ合うことでの心のケアにもつながり、こどもたちと職員さんが盛り上がれる共通の会話の1つにもなります。一緒にお世話することも大切な時間です。猫ちゃん、とっても癒されますよね~


ポイント② とってもおしゃれな空間
有名な家具メーカー「IKEA」さんの【IKEA Family 募金】による家具寄贈をいただいているとのこと。キッチン・ダイニングルームや個室に、IKEAの家具が設置されていて、とてもおしゃれで、安心して暮らせる環境となっています。
家具ひとつをとってもこどもたちの安心感につながる部分があります。

ポイント③ こどもの「好き」に寄り添える環境
訪問させていただいた時、こどものたちのお部屋を見させていただいたのですが、こどもが趣味としている自転車やその道具がたくさんありました。
こどもたちの好きなものが揃えられる環境、それが受け入れられている部分で、こどもたちへの思いがとても伝わってきました!
ポイント④ 丁寧な新人育成
憩いの家さんは、職員の新人育成に力を入れており、入職後は1ヶ月ごとに3つのホームを回るそうです。
各ホームでは先輩職員と一緒に日々の業務や宿直を経験します。また、その期間中には各ホーム長との振り返りの時間が設けられており、学びや不安を整理しながら丁寧なサポートを受けることができます。
こうして3つのホームを回った後に、正式な配属先を決めているそうです。 新人が安心して成長できる体制が整っている点は、非常に魅力的だと感じました。
憩いの家の皆さん、訪問を受け入れてくださり、ありがとうございます。
憩いの家さんでは、現在、支援職員を募集しています。
是非、皆さまご確認ください。
https://chabonavi.jp/place/584
