皆さん、介護等体験事業を知っていますか?
介護等体験事業とは、小学校・中学校の教員免許取得に必要な、特別支援学校と社会福祉施設での合計7日間の体験活動です。このうち、社会福祉施設は特別養護老人ホームや障害者支援施設のほかに、社会的養護施設である乳児院・児童養護施設・児童自立支援施設・児童心理治療施設・母子生活支援施設も該当します。
令和7年度の東京都では、介護等体験事業に1万51人の申し込みがありましたが、なんと児童養護施設では4施設38名しか実施がありませんでした。
そのため、東京都人材対策委員会にて、この事業をとりまとめている東京都社会福祉協議会東京ボランティア・市民活動センターの大西さま、実際に介護等体験事業を受け入れをしている赤十字子供の家の宮川さまと一緒にお話しをさせていただきました。

私からは、教員免許取得のための必修科目に「社会的養護」がなく施設を知る機会が不足している課題に対し、介護等体験事業の受け入れが施設側の採用や虐待予防、学校連携を促進し、学生にとっても生活支援の魅力を知ることで進路の幅が広がるという双方のメリットを伝えさせていただきました。
教員免許取得の学生にとっても、介護等体験事業は、社会的養護施設のことを知る貴重な機会になりますし、体験を通して施設への就職につながる場合もあります。
施設の皆さま、受け入れを検討してみてはいかがでしょうか。
介護等体験事業について、ご興味のある方はこちらにご連絡ください。
info@chaibora.org
