パーソナリティ障害
境界性パーソナリティ障害や自己愛性パーソナリティ障害、依存性パーソナリティ障害等、複数のタイプがあり、国際的な診断基準であるICD-10やDSM-Ⅴで診断されます。
治療を進めるためには、患者と治療スタッフとが協力して問題を認識し、対策を検討することが重要です。この障害は経過中に大きく変化することや治療によって改善する可能性が高いことが、最近の研究で示されています。
かつてはパーソナリティを「人格」と訳し人格障害という言葉が使われていましたが、患者の人格が障害名によって否定されるべきではないとの観点や新たなスティグマを生まないための配慮としてパーソナリティ障害という呼称になっています。