NPO子どもシェルターぐんま様へのチャイボラ職員インタビュー。今回は同団体の理事を務められていらっしゃる舩戸さんにお話をお伺いしました!!
ーー最初に自己紹介をお願いします!
NPO子どもシェルターぐんまの理事と事務局長をしています、弁護士の舩戸と申します。弁護士歴は8年目になりました。
弁護士会の中では、「子どもの権利委員会」に参加しています。
今日はよろしくおねがいします!
ーー子どもシェルターとはどんな施設ですか?
「虐待などの理由で、今日帰るところがないといった子どもたちのための緊急避難場所」です。一時保護所と違うところは18歳未満に限っていなくて、18歳19歳の子どもたちも利用できます。
2021年現在、全国に18箇所くらいの子どもシェルターが運営されています。
「子どもシェルターぐんま」では、今回、女性を対象にした子どもシェルターをオープンします。
定員は6名で、ごく普通の一軒家です。
ーー子どもシェルターに入所される方はどの様な理由で入所されるんですか?
子どもシェルターに来る理由としては、家庭での虐待により入居する子が多いと思います。子どもたちの意思で入居する、というのが特徴です。
これまで他の機関や窓口に関わること無く生活してきた子が、インターネットで子どもシェルターを見つけて連絡してくる、というケースも多いと思います。
ーー入所後の具体的な対応や入所期間はどの様になっていますか?
平均的な入居期間は、数週間〜2ヶ月くらいです。子どもシェルターを出た後の進路としては、様々な形がありますが、大きく分けて3つほどになるかと思います。
まずは家庭に戻るパターンです。
弁護士が子どもの代理人として保護者と話をし、十分な環境調整をして家庭に戻るケースがあります。
2つ目は自立するパターンです。
子どもの代理人として弁護士が活動し、アパートなどを探してひとり暮らしを始めたり、住み込みで仕事をすることになったりです。
3つ目は自立援助ホームなどに移って生活をするパターンです。
もう少し時間をかけながら自立に向けて過ごしていく必要がある場合です。
ーー設立された背景や想いはどのようなものがありますか?
最初のきっかけは、子どもシェルター全国ネットワーク会議という、全国で子どもシェルターを運営している団体の集まり(全国大会)に参加したことです。ここで、全国各地で弁護士を中心とした子どもシェルターが運営されている事を知りました。また、都市部だけでなく地方でも、子どもシェルターを必要としている子どもさんがたくさんいるという現実も知りました。
全国的に需要があるのならば、群馬でも同じように子どもシェルターを必要としている子どもさんがいるはず、このまま何もしないわけにはいかないと、弁護士の有志約15名を中心に設立に向けて準備を始めました。
まだ子どもシェルターはオープンしていないのですが、すでにお問い合わせは時々頂いております。
5月中には受け入れを開始できるように準備を進めています。
ーーどんな方に一緒に働いてもらいたいですか?
「子どもたちが安心してゆっくりすごせる場所を皆で協力して作りたい」という思いがある方にご応募いただきたいと思っています。男女は問いません。
ーー働くのに資格は必要ですか?
正職員で働かれる方は、児童指導員・児童福祉の経験者・保育士といった方々を募集しています。非常勤のパート・アルバイトスタッフさん、ボランティアとして活動する方は、資格が無くても大丈夫です。
現在は、パートさん、ボランティアさんなどを募集しています!
ーー「一緒に働きたい!」と思った方はどちらに連絡を差し上げればいいですか?
チャボナビ内に記載されております、法人事務局にご連絡いただければご対応させていただきます。最初に履歴書を送って頂き、書類選考をさせていただいた後、面接を2回と簡単な筆記試験を通して選考させていただきます。
ただ、「子どもシェルター」の性質上、施設見学は実施しておりませんので、、ご了承ください。
現在は、5月のオープンに向けて、建物内を整えているところでお写真も無いのですが、今後はお写真も掲載できればと思います。
ーーありがとうございました!最後にチャボナビをご覧の皆さんに一言おねがいします!
ぜひ、法人の事務局にお問い合わせいただければ幸いです!一緒に頑張りましょう!
舩戸さんありがとうございました!
とても熱い想いを持ったお話しをお聞きすることができました!
今後もチャイボラでは、施設職員の方々のお話を掲載してまいりたいと思います!
お楽しみに!