子どもたちの心身の成長の為にも施設内外問わず、スポーツを推奨する施設は多くスポーツチームに参加することができます。
施設の立地や地域性によって参加の具合は様々ですが、野球やサッカー等を始めとするスポーツ少年団やミニバスのクラブチームが施設の近隣で組織されていれば、加入してスポーツに打ち込む子どもたちは多くいます。
スポーツを通じて学校や施設以外の同世代の友達や大人と関わる為、社会性を養い経験値を増やす機会としても大きな意味があります。
厚生労働省から発表されている「児童養護施設運営指針」にも、「施設が有する機能を地域に開放・提供する取組を積極的に行う。」とあり、敷地内のグラウンドや体育館を地域のクラブチームや学校の部活動の練習場所として開放している施設もあります。
施設によって小学生のスポーツの取り組み状況は異なっていますが、地域のスポーツクラブへの参加を制限するようなことはしていません。
他の児童養護施設との対抗試合を毎年行っており、サッカー、野球、バレーボール等のスポーツ大会も盛んに行われています。
また、できる限り様々な経験の機会を持てるよう、ボランティア含め地域の習い事などができる環境も少しずつ整ってきており、スポーツ関係の習い事をする小学生もいます。
サッカーや野球、ミニバス、ソフトボール等、小学生から地域の少年団やクラブチーム等に参加し、その流れで中学校の部活に入る子も少なくありません。
しかしながら、費用面や休日の大会等の送迎、付き添い体制など、参加するにあたって施設ならではの課題はあります。
地域の活動に参加していくことで、スポーツを通じて交友関係の広がりや子どもたちの心身の健康の促進、自信が持てる場になるなど、施設内だけに留まらず外へ出ていくことのメリットもあります。