お小遣いは年齢に応じて決まった額が子どもたち一人ひとりの口座に振り込まれます。文房具や衣服の費用は施設に支給される措置費によって賄われています。
お小遣いの使い道としては好きな漫画や雑誌、ゲーム等の玩具に使う子どももいれば、友達と映画を見に行ったりご飯を食べに行くことに使うこともあります。
金銭感覚を身に着けるためにも、ある程度子どもたちの裁量で自由に使っています。
同時に金銭管理能力も将来の自立にためにも大切になるので、毎月のお小遣いを全額使わず少しづつでも貯めていく練習をしたり、小遣帳を付けるようにしている施設もあります。
(児童養護施設職員A)
年齢ごとにお小遣いの額が決められており、毎月お小遣いが支給されます。
基本的な生活に必要なもの、学校で使うものなどは措置費で購入していますので、お小遣いは自分の趣味の物、欲しい物を購入したり、友人と外出に行く、イベントに参加するなどの使い道があります。
被服費や靴代は年間で一人あたりの予算が決まっているので、それ以上に衣類や靴を買いたい子は自分のお小遣いで購入する子もいます。
また、ゲーム機器や自転車など、高額なものを購入するために貯金をしている子もいます。高校生は、お小遣いを携帯代に充てています。
特に小学生はお小遣いを全て使い切るのではなく、毎月支給額の半分程度の使用に留めて貯金するなど、個々の状況に合わせて計画的に利用できるよう職員と相談しながら使っています。(児童養護施設職員B)