悩み等は経験年数だけでなく、担当している子どもによっても様々であることが大前提となります。3名の現場職員に聞いてみました。
【1年目男性職員】
子どもの特性もあり、子ども同士で刺激し合い、喧嘩に発展することがある。
→個別に話を聞く、イライラを別方向に向けるようにする。
メンタル不調の子どもへの対応。
→チーム内だけでなく、心理職とも連携をとりながらできることをやる。
1人1人に合った声かけの模索
→色々な方法で試す。
【3年目男性職員】
ルールを守らない、話すと反発する、思うように話が入らない。
→チーム内外の職員を巻き込む
【6年目女性職員】
学校での生活指導を守らない高校生、年下の子に暴言を吐いたり命令口調で言ったりする中学生、言動の理由の見当がつかない時
→すぐに解決しないことの方が多い。目先の事で判断せず、長いスパンで考える。チームアプローチや、関係職員を巻き込む。職員自身が切り替える。
(児童養護施設A)
子どもたちの行動に変化が見られないことで焦ったり、自分たちのやっていることに対して自信が持てなくなってしまったりすることはあります。そうした中で、職員同士で話し合い、協力して一日一日を繋いでいくことで解決?しています。ああしておけばどうだったか、こうしておけばよかった等、悩みが全くなくなることは子どもを育てていく以上はないと思っています。
(児童養護施設B)
社会規範的に良くない言動を取った子どもに対し、話をしても対応策を取ってみても改善が見られず、子どもと話をしてもその言動が理解できず、どうしたらいいのかと悩むことがあります。
できるだけ一人で抱え込まずに他の職員に相談し、場合によっては関係機関と一緒に対応を考えています。それでもすぐに解決することはまれなので、焦らず思いつめないように気分転換をしながら、日々子どもと関わるようにしています。
(児童養護施設C)