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施設訪問レポ
2026/02/09 18:10

【訪問レポ】職員一人ひとりを支える体制がこどもの安心を創る児童養護施設まつば園

先日、東京都にある児童養護施設「まつば園」さんを訪問させていただきました。



3年前に改築されたばかりの綺麗な施設以上に印象的だったのは、職員一人ひとりを孤立させないためのバックアップの仕組みでした。

1. 求職者一人ひとりと向き合う見学対応

まつば園さんの姿勢は、採用の段階から表れています。
1対1の丁寧な対応: 求職者の方の見学会において、まつば園では4〜5名の担当者を配置し、参加者一人ひとりとじっくり対話する時間を設けています。
全国から集まる仲間: 地方(宮崎、広島、香川、沖縄など)から入職される方も多く、宿舎借り上げ制度などの福利厚生も整っています。現在、中途採用の方も約10名在籍されており、多様な背景を持つ方々が活躍されています。

2. こどもの日常を支える空間と関わり

施設内を案内していただきながら、こどもの生活環境を拝見しました。

【家庭的な食の時間】
栄養士さんの献立をもとに、ケアワーカーさんが毎日三食を手作りされています。カウンターキッチン越しにこどもたちの様子が見える、温かな環境です。




【個別対応を大切にする関わり】
こどもとの関わりでは個別対応を重視されており、誕生日などには職員さんとこどもが一緒にお出かけをする時間を設けています。また、以前からPC教育にも注力されており、デジタル機器を学習ツールとしても活用できるよう環境を整えていました。




【静かな対話を守る心理室】
ユニットから離れた場所に心理室を設けることで、音を気にせず対話できる環境を作っています。月1回のユニット会議には心理士などの専門職が同席し、多角的な視点からこども一人ひとりへの支援を考えています。




【屋根の形を活かしたプレイルーム】
4階にあるプレイルームは、屋根の勾配を活かした特徴的な作りです。ぐっと低く斜めになった天井は、こどもたちにとって落ち着ける空間になっていました。 家具や小物もとってもおしゃれで、隠れ家のような感じもしてワクワクします。




3. 悩みを早期解決するチームの仕組み

現場の職員が一人で悩みを抱え込まずに仕事に向き合えるよう、体制が整えられています。
 早期対応の2人体制: ユニットを2人体制にすることで、悩みや環境改善にスピーディーに対応できる体制を構築しています。
 法人連携による応援: 併設の保育園や学童へ応援に行く機会があり、それが職員さんにとってリフレッシュや学びになっています。他事業所のスタッフと交流できる良好な連携が、まつば園全体の風通しを良くしています。


4. 働きやすさが生んだ定着率という結果

支援者へのバックアップを惜しまない姿勢が、具体的な数字にも表れています。
 安定した定着率: 平均年齢28歳という若さでありながら、平均勤続年数は7.5年。産休・育休を活用している職員も複数人います。
 残業月平均4時間: 各ホームに6名の職員を配置し、適切に業務を分担。安心して働き続けられる体制です。

「職員が不安だったりするとこどもにも影響する」 職員が安心して仕事に取り組める環境を整えることが、こどもたちの安心につながる。そんな確かな信念を、まつば園の隅々にまで感じた訪問となりました。


まつば園さんの情報はこちらから

職員一人ひとりの得意なことや好きなことを、こどもたちの支援に活かせる職場です。
まつば園さんの詳細や、現在募集中の求人情報は、以下のチャボナビページからご確認いただけます。
https://chabonavi.jp/place/44

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