先日、大山と土方の2名で、東京都内の中高生向けに出張授業を行いました。
中学生・高校生に社会的養護の授業をするのは初の試みでした。
普段は大学生を対象にお話しする機会が多いため、少し緊張しながらのスタートでしたが、みなさん真剣なまなざしで話を聞いてくださりました。
授業では、「社会的養護とは何か」「児童養護施設とは」「子どもたちを支える仕事のやりがい」などを中心にお話しました。
私自身の施設職員としてのエピソードを写真をたくさん見ていただきながら話したのですが、
生徒さんからは、授業の話を聞いて自分たちができること、目指していきたいところなどの感想をいただき、とても感動しました。
その中でも、虐待を未然に防ぐために、妊産婦支援に力を入れていくべきだと思ったという意見には驚きました。
今回、そこまでの話はしていなかったのですが、わずか30分の授業の中でもそこまで深く考えて意見として言えるということに、私も嬉しくなりました。
また、こちらの学校では看護師になる方が多いらしく、高校のうちからみなさん実習に出るとのことでした。しかし、看護師が社会的養護の現場で活躍しているということは、誰もしりませんでした。
そこについてもお伝えすることができ、将来の選択肢を増やすことができたのではないかと思います。
今回の出張授業を通して、少しでも多くの若い世代が社会的養護の現場に関心を持ち、将来の選択肢の一つとして考えてもらえるきっかけになればと思います。
そして、中学生だから、高校生だから、ということで授業内容を考えるのではなく、事前に先生や生徒さんのニーズを伺い、伝える内容を考えていくのがいいこともわかりました。
チャイボラでは、中高生、専門、大学と幅広く社会的養護に関する授業を実施しています。
内容もカスタマイズ可能ですので、気軽にお問い合わせください。
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