こどもの命と暮らしを守る最前線の専門職
児童福祉司は、こどもの権利を守るためのケースワーカーであり、その業務は多岐にわたります。
1.相談・調査・安全確認:
虐待などの相談(189通告を含む)を受け付け、家庭訪問などにより事実確認の調査を行い、こどもの安全を確かめます。緊急性が高いと判断した場合は、警察の援助を得て、こどもの身柄を一時的に保護(一時保護)することもあります。
2.援助方針の決定:
調査結果や、こども本人・保護者との面談、心理司など他の専門職による判定(アセスメント)を基に、その子にとって最も良い支援は何か(在宅での支援、施設入所、里親委託など)を検討し、援助方針を決定します。
3.継続的な支援と関係機関との連携:
支援が始まった後も、担当として一人ひとりのこどもに関わり続けます。定期的にこどもや保護者、施設の職員、学校の先生などと面談や会議を行い、状況の変化に応じて援助方針を見直すなど、こどもの自立までを見据えた継続的な支援を行います。