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待っています♦明るい未来の見方を教えてくれる魅力的な大人♦

職員さんインタビュー

児童自立支援施設

2023/06/10 10:35
待っています♦明るい未来の見方を教えてくれる魅力的な大人♦
こんにちは。修徳学院です。
今回は数年前まで長年夫婦で寮を持たれていた先生からの皆様へのメッセージをお届けします。


雨が続いたり、蒸し暑かったりで気分的に沈みがちで憂鬱なこの季節ですが、修徳学院は今アジサイが満開です。アジサイを見ることで心が和む季節でもあります。
実はこの学院のアジサイは数年前から少しずつ増えています。それには職員のいろんな思いが込められています。

院内に来られた人に花が咲いてキレイな施設だなと感じてもらったり、自分たちが住む学院にはきれいな花や木があることに気づいてほしいという環境整備としてだけじゃなく、自分たちで挿し木をして、育てたアジサイ(木)を数年後に見に来てほしい。また、いつかどこかで、この季節に咲くアジサイを見て学院での生活を思い出してほしい。そして、梅雨の季節、雨が続き、蒸し暑く、体にも心にもこたえる季節でもありますが、こんな季節「だからこそ」アジサイにとっては最適なんです。

出来事は一つでも、解釈は自分しだいです。「~だからこそ」と考えると、見える世界が変わります。
子どもたちが見てきた世界も見方を変えると未来も変わっていくはずです。
修徳学院はそんな場所です。

ちょっと大げさな話になるかもしれません(私個人の考えです)が、
子どもは「育てる」ではなく、子どもは「育つ」の方がしっくりきます。

置かれた環境や周りの人によって、出し方も変えるし、近くで見ている人の真似したり、
知らず知らずに影響を受けて(勝手に)育っていくという感じです。

この子は、自分たちの寮ではこんな感じだけど、「別の寮だったらどうだろう」っていつも考えてました。
この子は、このメンバーと一緒だから、いい感じに過ごせた(反対もあると思います)。
結局、その子自身の問題なのか、自分たちの問題(影響)なのか、いつも考えさせられます。
そういう意味では、修徳で子どもが「育つ」環境をどう作っていくかが職員の役割であり、責任だと思っています。

子どもを「育てる」、子どもに「教える」のではなく、子どもとともに「学び」、「成長」しませんか。
子どもたちは、明るい未来の見方を教えてくれる魅力的な大人との出会いを待っています。